病院長挨拶

地域の皆様に愛される病院を目指しています

  病院長 中 紀文

 潮の香りが春風に乗って漂ってくる季節になりました。懐かしいふるさとの香りです。
   私はここ那智勝浦町に生まれ、勝浦小学校、那智中学校、新宮高等学校で学びました。中学時代は旧病院の前を徒歩で、高校時代は旧病院の裏手を電車に乗って通学しました。18歳まで過ごしたふるさとで、町立温泉病院は日々の生活の中に溶け込んだ一つの風景でした。

 大阪大学医学部に進学した私は夏休みに帰郷した際に、当時大阪大学整形外科から町立温泉病院に派遣されていた先輩医師に臨床診療の初歩を教えていただきました。1988年大学卒業後 大阪大学医学部整形外科に入局し、大阪大学医学部附属病院ならびに関連施設で医学の一般教育と整形外科学の専門教育を受けました。2011年より大阪大学整形外科学教室講師、大阪国際がんセンター整形外科主任部長を経て2020年4月副院長として当院に着任、2022年4月 那智勝浦町立温泉病院第11代病院長を拝命いたしました。幼いころから馴れ親しみ、自分を含め友人・知人・身内がたびたびお世話になった当院で病院長の重責を担わせていただくことは望外の喜びです。
   今後は診断治療の質をさらに高め、地域のみなさまの健康を守り、みなさまから愛され深く信頼される病院を築き上げていきたいと決意を新たにしているところです。
   ご支援のほど どうぞよろしくお願い申し上げます。

令和4年吉日

専門領域

骨軟部腫瘍外科

略歴

勝浦小学校卒業

那智中学校卒業

新宮高等学校卒業

1988年3月 大阪大学医学部卒業

2011年4月 大阪大学整形外科学教室講師

2017年4月 大阪国際がんセンター整形外科主任部長

2020年4月 那智勝浦町立温泉病院 副院長

2022年4月 那智勝浦町立温泉病院 院長

2024年10月 和歌山県立医科大学医学部臨床教授

資格

医学博士(大阪大学)、日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会脊椎脊髄病医、運動器リハビリ医、骨・軟部腫瘍医
臨床研修指導医,難病指定医、がん治療認定医・指導医
日本リハビリテーション医学会認定臨床医、義肢装具等適合判定医
がんのリハビリテーション研修修了、緩和ケア研修修了
日本癌学会評議員、日本がん転移学会評議員、中部日本整形外科災害外科学会評議員
日本学術振興会科学研究費委員会専門委員(2016-2017, 2019-2020)
Best Doctors in Japan 2016-2017, 2018-2019, 2020-2021

所属学会

日本癌学会,日本癌治療学会,日本がん転移学会,日本整形外科学会,日本リハビリテーション学会,中部日本整形外科災害外科学会,日本サルコーマ治療研究学会

その他

医療新聞社より発行されました「名医のいる病院 整形外科編2023」に院長 中紀文医師が整形外科の名医として紹介されました。